大映ドラマ【ヤヌスの鏡】は、祖母の暴言と体罰により多重人格(解離性同一性障害)となった少女ヒロミ(&ユミ)の物語です。
大人しく感情を押し込める性格のヒロミと、奔放で犯罪もいとわない程暴力的なユミ、2人に翻弄される周囲が繰り返され胸が苦しくなる作品です。
この記事では、大映ドラマ【ヤヌスの鏡】を相関図付きであらすじをわかりやすくネタバレ解説します。
※この記事は2023年11月8日に更新しました。
大映ドラマ【ヤヌスの鏡】の基本情報
ヤヌスの鏡
大映ドラマ好きにははずせない代表作品!
タイトル | ヤヌスの鏡 |
原作 | 宮脇明子 集英社「週刊セブンティーン」連載 |
作品公開年 | 1985年12月〜1986年4月 |
全話数 | 全18話 |
放送 | フジテレビ系列 |
企画 | 春日千春(大映テレビ) 重村一(フジテレビ) |
脚本 | 江連卓 |
監督 | 土屋統吾郎 岡本弘 竹本弘一 |
キャスト | 小沢 ヒロミ/裕美 大沼 ユミ (演:杉浦幸) 小沢 一樹 (演:前田吟) 小沢みどり (演:小林哲子) 小沢初江 (演:初井言榮) 堤邦彦 (演:山下真司) 進東哲也 (演:宮川一朗太) 進東修一 (演:蟹江敬三) 河本達郎 (演:風見しんご) 河本達之 (演:高橋悦史) 河本美穂子 (演:吉行和子) 東涼子 (演:大沢逸美) 栗田圭子 (演:賀来千香子) 阿部純子 (演:河合その子) 竹中明夫 (演:竹内力) 長田直美 (演:長山洋子) 杏子(キョウコ)ママ (演:中村晃子) |
ナレーション | 来宮良子 |
主題歌 | 「今夜はANGEL」 歌:椎名恵 |
大映ドラマ【ヤヌスの鏡】キャスト相関図
大映ドラマ【ヤヌスの鏡】の相関図を作ってみました。
オープニングナレーションは来宮良子さんです。
「古代ローマの神・ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう1つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう1つ顔があったら・・・。」
多重人格者「小沢ヒロミ(裕美)/大沼ユミ」(演:杉浦幸)
ヤヌスの鏡といえば杉浦幸さんです。
杉浦幸さんは「正真正銘の中学を卒業したばかりの演技ド素人でしたので、自分の演技が酷すぎてスタジオで号泣しました」とご自身で語っています(参考:週刊女性プライム)。
ユミの物言いが「迫力あるな」って思ってたけど声優さん(野口早苗)のアテレコだったのね…
小沢ヒロミ(裕美)は都立緑ヶ丘高校に通う17歳の少女です。
ヒロミは気弱でおとなしい性格ですが、ガラスの割れる音、臭い、ぶたれる音、この3つが重なると大沼ユミという別人格に変身してしまいます。
また、変身後ユミの姿でどのような行動をしていたか覚えていません。
ヒロミは幼いころ母親を自殺で亡くしています。
祖母(初江)は、ヒロミを常軌を逸したレベルで厳しくしつけをしています。
自殺したヒロミの母親を侮辱し、ヒロミにも「母親の薄汚い血が…」など暴言を日々吐いています。
祖母(初江)は、成績や習い事、生活態度など細かく指導し、体罰も行っています。
ヒロミの育ての親である叔父夫婦は優しいものの、祖母の体罰を止めることはできません。
そうした辛い家庭環境がヒロミを解離性同一性障害にしたのだと思われます。
茶道や勉学など祖母の期待にこたえるべくこなしている従順なヒロミに対し、夜の街にくりだすユミは対照的な性格です。
ユミは乱暴で人を傷つけることは犯罪にも躊躇がありません。
名前 | 杉浦幸 |
性別 | 女性 |
生年月日 | 1969年4月5日 |
年齢 | 54歳 |
身長 | 156cm |
血液型 | AB型 |
インスタグラム | @maumina317/ |
出演作品 | 「ヤヌスの鏡」 「このこ誰の子?」 「風雲!江戸の夜明け」 |
体罰に反対する優しい教師「堤邦彦先生」(演:山下真司)
堤邦彦先生はかつて、不良少年少女を必ず更生させたい一心で熱が入り体罰を行っていたことがありました。
一番目をかけていた少女ソリマチ(苗字)でしたが、ある日そのソリマチに妻が刺され殺されてしまいます。
犯行動機は「先生が何度も自分を殴った」でした…
そうした経験から「体罰は暴力だ」と考えを改め、体罰の無い教育を望む教師に変わりました。
そんなある日、体罰を受け苦しんでいる生徒ヒロミと出会います。
そして夜の街で顔はヒロミによく似ているが、暴力的なユミにも出会い、ヒロミとユミどちらにも力になろうと尽力します。
次第に、堤先生は教師でありながら女子高生のヒロミに恋愛感情を抱いてしまう…
名前 | 山下真司 |
性別 | 男性 |
生年月日 | 1951年12月16日 |
年齢 | 71歳 |
身長 | 183cm |
血液型 | B型 |
インスタグラム | @yamashita.sinzi |
出演作品 | 「太陽にほえろ!」 「おしん」 「スクール☆ウォーズ」 「男女7人秋物語」 |
受験サイボーグ「進東哲也」(演:宮川一朗太)
父親は六本木港署警部の進東修一。
幼いころから徹底的に勉強をさせられ“受験サイボーグ”となりました。
東京大学にも一発合格したが「僕は東大に合格するために今まで勉強してきたのだ、だから東大には入学しない、来年も東大を受験するのだ。」という謎の発言をします。
親から交際を反対されているものの、小沢ヒロミ(演:杉浦幸)のことが好きで好きで仕方がありません。
ですが、彼女の気持ちが次第に堤先生に向いていることを知った哲也は、精神を病んでおかしくなっていきます。
倉庫(空き家)にヒロミを閉じ込め、自分が描いたヒロミの絵をみながら大音量でワーグナーを聴く哲也のシーンは、“ほぼサイコホラー”です。
名前 | 宮川一朗太 |
性別 | 男性 |
生年月日 | 1966年3月25日 |
年齢 | 57歳 |
身長 | 171cm |
血液型 | A型 |
インスタグラム | 無し |
出演作品 | 「半沢直樹」 「THE LAST COP/ラストコップ」 |
ユミに憧れる井出少年「河本達郎“たっちん”」(演:風見しんご)
河本達郎“たっちん”は、家出少年です。
夜の街でミステリアスに過ごすユミのことが大好きになり、いつもユミの周りをウロついています。
ユミをバイクの後ろに乗せて颯爽と連れ出すシーンが多いです。
大好きなユミが腹違いの姉だということを知り、異母兄弟という事実に嘆き苦しみます。
“たっちん”は悪ぶってるけど母親(美穂子)を「ママぁー」って呼んでてずっこけたわ(笑)!
名前 | 風見しんご |
性別 | 男性 |
生年月日 | 1962年10月10日 |
年齢 | 61歳 |
身長 | 169cm |
血液型 | A型 |
インスタグラム | @chung.su.bin |
出演作品 | 「欽ちゃんの週刊欽曜日 」 「タクシードライバーの推理日誌シリーズ 」 「伊東家の食卓 」 「ウルトラマンコスモスシリーズ 」映画 |
暴走族【野獣会】会長「東涼子」(演:大沢逸美)
東涼子は暴走族「野獣会」の会長です。
義理堅くユミを「棄てられた赤ちゃんという同じ匂いがする」と妹のようにかわいがります。
涼子は赤ちゃんの時に親から棄てられた辛い過去があります。
ユミにはめられ、鑑別所送りにされてからは、ユミへの復讐に燃えることになります。
名前 | 大沢逸美 |
性別 | 女性 |
生年月日 | 1966年3月23日 |
年齢 | 57歳 |
血液型 | A型 |
インスタグラム | @itsumi_osawa1983 |
一途で実直な教師「栗田圭子先生」(演:賀来千香子)
栗田圭子先生を演じるのは、賀来千香子さんです。
圭子先生は亡くなった堤先生の妻と仲が良く、堤先生が妻にプロポーズした時も一緒にいるほどでした。
年月が過ぎ、堤先生のことが好きになっていきました。
学校で堤先生のことが問題となり他の先生が度々陰口を言いますが、必ず堤先生をかばって支えます。
堤先生がヒロミを想っていることに気が付いた後も一途に思い続けます。
名前 | 賀来千香子 |
性別 | 女性 |
生年月日 | 1961年10月17日 |
年齢 | 62歳 |
身長 | 165cm |
血液型 | A型 |
インスタグラム | @chikako_kaku_official/ |
出演作品 | 「少女に何が起こったか」 「男女7人夏物語」 「七人の女弁護士」 「ずっとあなたが好きだった」 「誰にも言えない」 |
賀来千香子さんだけど、本当に綺麗、めちゃくちゃ綺麗!
大映ドラマ【ヤヌスの鏡】のあらすじ※ネタバレ
大映ドラマ【ヤヌスの鏡】のあらすじをご紹介します。
※あらすじはネタバレです
ドラマの展開は、
ヒロミが祖母から暴言とせっかんを受ける→ユミが暴れる→ヒロミがユミじゃないかと疑われる→男が心配する→祖母が汚らわしいとせっかんする→ユミが暴れる
だいたいこれが繰り返されます。
第1話 「遅すぎた! 私が消える」
祖母(初江)は、ヒロミの躾に厳しく、事あるごとにせっかんしていた。
そして初江の実の娘であり、ヒロミの母親である由紀子を貶めるような発言をする。
初江はヒロミに「お前は性悪女の由紀子にそっくりだ、学校を抜け出して男と会っていたのか!お前の身体には由紀子の淫らな悪魔が住み着いているのだ」と言葉の暴力と体罰を日常的に繰り返していた。
一方、ヒロミの高校のクラス担任(堤邦彦)は、不良に体罰をおこなわず、一方的に殴られていた。
「体罰は暴力だから反対!」と主張する堤先生は『腰抜け教師』『サンドバック』と揶揄されていた。
ヒロミには憧れの先輩(進東哲也)がいて、よく気にかけてくれている。
ある時、ヒロミは身に覚えのないレシートやチケットを発見する…
そういえば「ガラスの割れる音、臭い、ぶたれる音、この3つが重なると私がいなくなる」こんなこと遠い昔にもあった気がする。
あれは小学校1~2年生の頃、真夜中のブランコ、誰もいない公園。
第2話「少女に何が起こったか?」
大沼ユミとは何者なのか…
暴走族グループ「野獣会」をたった一人で蹂躙(じゅうりん)してしまうほどの喧嘩の強さ、謎に満ちたミステリアスな少女…
ユミの周りには、ユミに憧れる“たっちん”(河本達郎)がいつも付いて回る。
“たっちん”はユミをアイドルみたいに大好きで恋しまくってる!
ユミの方は“たっちん”に恋愛感情は無い様子…
ヒロミは良家の娘で、塾・生け花などお稽古事など教育についても祖母(初江)は厳しくしつけている。
祖母(初江)は「ヒロミを世界で活躍する一流の女性に育てる。そのためには言い寄ってくる男を全てはねのけること!」と言う。
第3話「嵐呼ぶ悪の化身」
高校の同級生ヨシコの出産トラブルの回。
「野獣会」のメンバーと乱闘している際に、偶然ロッカーに棄てられた赤ちゃんを拾うユミと“たっちん”の2人。
その赤ちゃんは高校の同級生ヨシコが産んだ赤ちゃんだった。
ヨシコは夏休みに海で知り合ったカズオと関係を持ち、出産したのだった。
ヨシコは退学処分となる…
堤先生が、カズオ宅へ行き、事態を説明する。
しかし、カズオは「海で遊んだだけで、子どもが産まれたと聞かされても“ごめんなさい”ってなもんですよ」と発言し、適当にあしらわれてしまう。
ヒロミは赤ちゃんのかわいそうな境遇に胸が痛んでいる…
すると、堤先生が設けた親を含めた両家の話し合いにユミが登場する。
子どもを育てようとしない両家の前で、ユミは赤ちゃんを奪い「コインロッカーに戻してやる」と逃亡…
ヨシコはユミのおかげで子どもの大切さに気付き「子どもを返してほしい」と懇願する…
第4話「昼は恋人、夜は敵」
ヒロミの同級生達は、堤先生と圭子先生を囲んで談笑していた。
生徒たちは、堤先生のかつての結婚やプロポーズのエピソードをきく。
堤先生は妻の奈々子に「僕は今からこの煙突のてっぺんにのぼってスカーフを縛り付ける。成功したら結婚してください。」そう伝え、プロポーズに成功し結婚したのだった。
しかし、幸せな生活は長く続かなかった。
堤先生の妻は、なんと自分の教え子から刺殺され亡くなっていた。
月日が経ち、圭子先生(演:賀来千香子)は、堤先生に恋愛感情を抱いているのだった。
圭子先生は、最後までずっと堤先生を教師として支えてて素敵な女性!
生徒会長である進東哲也は「僕と付き合ってほしい、僕は大人の言いなりにはならないよ」とヒロミに伝える。
しかしヒロミは「おばあちゃまに怒られる、私は誰も好きじゃありません」と断った。
帰宅したヒロミに祖母(初江)は、「塾の成績が下がっている、お茶の水に合格できない。不良どもと遊んでいるのだろう。」とまた叩くのだった。
そして、夜になるとヒロミはユミに変貌しユミとして街に繰り出し、“たっちん”や野獣会と絡むようになる。
第5話「慕い続けた人の名は…」
「野獣会」のメンバーはヒロミがユミにそっくりなことに気づき、ヒロミに「お前はユミだろう」と詰め寄る。
メンバーの2人はヒロミと同じ高校で「ヒロミは実は影番でユミである、それなのにヒロミには処分がない」として不満があった。
高校の教室で、堤先生は生徒たちに「何故体罰はいけないのか」について語り始める。
実は堤先生もかつて体罰を行って更生させようと尽力した過去があった。
ところがその手をかけた生徒が、あろうことか堤先生の妻を刺し殺してしまう。
その生徒が妻を刺した理由が「先生は私を何度も何度も殴ったじゃんよ」であった。
堤先生は言う「自分の体罰が愛する妻とかけがえのない生徒を奪ってしまった、皆には暴力が人間を救うことなど無いのだということを知ってほしい…」
「野獣会」の会長涼子は孤独なユミに親近感を覚え仲間にしたいと思い、「野獣会」に誘うが…
涼子は言う「ユミはね、私と同じ匂いをもった奴なのさ…棄てられた赤ちゃんの匂いを持ったね」。
第6話「納戸の中の秘密」
祖母(初江)から納戸の中に閉じ込められたヒロミ。
その中でかつて、母由紀子が隠しておいた文箱を思い出して取り出してみた。
すると「T.K.様‥‥産まれてはじめて味わう幸せ…そのためなら母のどんな怒りをかっても…」という母がしたためた恋文を発見する。
そして、T.K.という人物が自分の実父であるに違いないと思いいたる。
偶然入った宝石店で“たっちん”の父と名乗る男性と言葉を交わす。
その男性が、「河本達之、T.K.これは父親に違いない」と確信した。
このあとヒロミは公衆電話の電話帳で宝石店店主の名前が「河本達之」であることを確認…
公衆電話や電話帳、懐かしいねぇ…
高校では、「堤先生とヒロミができている」という噂が立つ…
夜の街にはユミと「野獣会」のメンバーが歩いている。
「野獣会」会長の涼子は、「ユミ、私はあんたのことを妹と思ってる。そしてあんたと同じ世界が見たい」と言う。
いや、涼子は義理堅いしユミのことほんとに大好きなんよね…
「野獣会」メンバーをダメにするトルエン(シンナー)の売人を突き止めると、それは“たっちん”(河本達郎)だった。
人間をダメにする薬物はご法度だ。
涼子の指示で「野獣会」は“たっちん”をフクロにする。
第7話「あれが噂のBカップル」
ヒロミと“たっちん”(河本達郎)は異母姉弟なのである。
しかし、ユミは“たっちん”と抱擁をかわしていた。
そんなユミを迎えに堤先生が現れる。
堤先生はどんな時も必ず迎えに来てくれる人!
堤先生は、ヒロミの父である河本達之に「子どもである小沢(ヒロミ)を抱きしめてあげてほしい。小沢は経済的には恵まれているが彼女の心は破裂しそうなほど危険な状況だ。」と懇願する。
しかし達之は「私には関係ない」と拒絶。
ヒロミの実父で“たっちん”の父である達之、この人煮え切らないし嫌な人だわーーーーイライラ
河本達之の妻美穂子にもヒロミの存在を知られてしまう。
「野獣会」の大幹部麻倉澄夫は会長の涼子がユミに目をかけているのが気に食わない。
澄夫は「ヒロミが大沼ユミかどうか確認する」ことに執着する。
野獣会の澄夫派閥のメンバーを引き連れ、ヒロミを羽交い絞めにする。
ヒロミは「許して、やめて、」と助けを求める。
しかし、麻倉は容赦なく、5円玉をライターの火であぶってヒロミの掌にのせてジューと焼く。
実は私、このシーン子どもの頃、怖くてトラウマだった
その後、夜間ヒロミはユミへと変貌。
すると形勢逆転し、ユミが澄夫を懲らしめる。
事態を把握した会長の涼子は、澄夫をヒラ(平社員)に格下げする(笑)。
ユミは実父である河本達之を誘いだし「オジサマに私ときめいている」と恋愛感情をちらつかせ、偶然の接近のようにみせかけて誘惑する。
そして、誘い出した達之を、85段もある階段から躊躇なく突き落としたのだ…
ユミは母親を死に追いやった父親に復讐したいんだね、きっと!
第8話「悪魔が初めて恐怖する」
河本達之が階段から突き落とされた事件は、殺人未遂事件としてテレビニュースで放送される。
ヒロミは病院を見舞うのだが、達之の妻美穂子が 「あの子(ヒロミ)とあなたの関係は何かあるのでは?」と勘づく。
達之は病室に現れた港署警部 進東修一(哲也の父)に、ユミの犯行か尋ねられるも「いや眩暈で倒れた」と否定する。
(※かばったのではなく、本当に気が付いていなかったみたい)
ヒロミは子どもの頃祖母(初江)から言い聞かされ、復唱させられていたセリフを思い出す。
「私の父は母を死に追いやった悪党です。憎んでも憎みきれない悪党です。八つ裂きにしても足りない悪党です。」
もう、絶対これが原因でユミは父親に復讐しようとしてるやろ…
祖母(初江)怖すぎる…
第9話「花嫁姿で笑う魔少女」
夜中河本達之の病室に現れたユミ…
ユミは「私はオジサマが好き。オジサマに夢中なの。」と達之を誘惑する。
誘惑にのった達之は、息子の彼女であるはずの(実際は実娘)ユミにキスをしようとする。
実の父親を誘惑し、親子でキスをしようとするって、どんな状況よ!(怖っ)知らないにしても設定よ!
達之の妻の美穂子は、「病室に現れたのは小沢ヒロミじゃないのか?そしてヒロミはあなたと由紀子の娘なんじゃないか?」と問い詰めます。
河本達之にとって、
ユミ→誘惑されてミステリアスで魅力的な少女
ヒロミ→「自分はあなたの子では?」と言ってくる厄介な少女
別の人間だと思っている様子。
ヒロミが邪魔になった達之はシェパード犬を使って二度と自分の前に現れないよう襲わせる。
ところが襲われたヒロミはユミに変身し、シェパードは殺されてしまう。
クラブのママによって眠らされたヒロミを抱きかかえて送り届ける堤先生。
「先生好きです」と言うヒロミ(寝言)に「先生もお前が好きだ、どんなことがあってもお前を守る」と教師として言ってはならないことを告げるのであった…
堤先生は一人の男としてヒロミに特別な感情を抱いてしまったのだ…
第10話「少女が知った恐ろしい秘密」
抱きかかえて歩く堤先生を発見した祖母(初江)は、堤先生を罵倒する。
そして、高校の校長に「堤先生をクビにしてください。あの教師はヒロミに眠り薬を使用し誘惑していた。」と訴える。
他の教師たちからも批判され、堤先生はついに女生徒に対して恋愛感情を抱いた罪で自宅謹慎処分となる。
自宅謹慎中の堤先生のもとに栗田圭子先生が訪れ先生のヒロミに対する気持ちを確認する。
ただ圭子先生は「先生を諦めきれない」という気持ちも伝えた…
堤先生の処分を知ったヒロミは登校拒否になってしまう…
夜間現れるユミは相変わらず暴れん坊。
堤先生がユミに対し「君は小沢ヒロミなんだ、君と小沢を一つにすることはできるんだ。」と真実を話す。
ところがユミから太ももをナイフで刺されてしまう。
太ももにさぁ、ナイフ縦にぶっ刺さってた…ユミ怖い…
第11話「ダイヤの秘密」
ユミは河本達之の宝石店を訪ねる。
宝石店の内部の防犯について確認する。
新東哲也はヒロミに「堤先生はユミと付き合ってる。」と吹聴しヒロミの心が先生に向かないよう仕向けようとする。
ユミは「野獣会」のメンバーを呼び出す。
「とてつもない大金を掴んで、皆でこの生活からおさらばしないか?」と宝石店強盗の話を持ち掛ける。
一方、ユミは達之に海外に一緒に行かないか?と空港へ誘う。
達之を空港へ誘っている間にユミは強盗を企て決行した。
強盗は、河本だけでなく「野獣会」も壊滅に追い込むためのものだった…
第12話「今夜魔少女の復讐が始まる」
「野獣会」のメンバーは警察に捕まってしまう。
ユミに裏切られたと知った「野獣会」会長の涼子はユミに恨みを募らせるのだった。
河本達郎(たっちん)は、自分の父とヒロミが親子関係にあることを知ってしまう。
つまりそれは、たっちんとユミが姉弟であるという事実…
ユミを愛していた達郎は「ユミさんを諦めるなんてできない」と泣き崩れる…
新東哲也が、警察に追われているヒロミを助けた。
アトリエとして使用していた倉庫(空き家)に連れてきたが、なんと哲也はカギをかけてヒロミを倉庫に閉じ込めてしまう。
第13話「聖少女と魔少女の闘い」
進東哲也は倉庫にヒロミを閉じ込め、食事を運んでいた。
倉庫のアトリエは、哲也が描いたヒロミの絵で埋め尽くされている異常な部屋だった。
哲也が描いた裸のヒロミの絵まで出てきてホラーすぎる…
忽然と姿を消したヒロミを探す家族や担任の堤先生…
哲也は、助けに来た堤先生を殴打し気絶させる。
異変に気付いたヒロミと哲也は争いとなり、ヒロミはユミに変貌し脱出する。
脱出後ユミに変貌し「野獣会」メンバーと暴力沙汰を起こし、クラブへ行ったユミは気絶してしまう。
気絶後、目が覚めたユミは、ヒロミに変わっていた。
そこでついに、ヒロミは自分が大沼ユミであることを知ってしまう。
第14話「変身はパトカーの中で」
自宅を捜索していた、ヒロミの叔父夫婦と祖母は
河本達郎(たっちん)は、ヒロミを連れ出し海で2人で入水自殺しようとする。
それを担任堤邦彦が止め、ひっぱたいて「命を粗末にする奴は許さない」という。
そして、ヒロミは警察に連行されパトカーに乗るのだが、パトカーで警官がタバコに火をつけたとたんその火がトリガーとなり、ユミに変貌しパトカーから逃げてしまう。
ユミは救いようのない悪の道を進んで行くのだろうか…
第15話「悪魔の棲む館」
ユミはその姿のまま、ヒロミの家に帰り、ヒロミの祖母と叔父夫婦に見つかってしまう。
ヒロミがいつも頭の上がらなかった祖母に対し、ユミは「ババア!」「ババアが泣けば足元からウジがわくって言うじゃないか」「オイ、ババア、皿を片付けな!」と言いたい放題。
その際、皿を落として割ってしまった祖母に対し暴言を吐いて拾わせ、過去の仕返しをしているようだ…
祖母は「悪霊がヒロミの母親で自分の娘の由紀子に取り付いて大沼ユミを登場させた」と信じている。
ユミを眠らせてヒロミに戻した上、祖母は悪霊払いの謎の儀式をはじめる…
その頃、「野獣会」会長の涼子が鑑別所を抜け出し、ユミに復讐をしようと試みるが…
第16話「私が勝ったと叫ぶ魔少女」
行き場を失ったヒロミを海辺のマンションに閉じ込めようとする河本達之…
ちょうどそのマンションに立ち寄ってうたた寝していた河本達郎(たっちん)に止められる
ところがそこへ“たっちん”の母美穂子が乗り込む…
美穂子はヒロミ(ユミ)が憎くて仕方がない。
一方、東大に合格した進東哲也。
この期に及んで、「小沢くん(ヒロミ)にプロポーズしようと思っている」と父に話す。
ヒロミは刑務所で頻繁にユミ→ヒロミ→ユミ→ヒロミと変貌し、警察病院の精神科に入院することになる。
第17話「私の敵は祖母」
家庭裁判所の判断で、堤先生のもとで過ごすこととなったヒロミ。
山の別荘で渓流に耳を澄まし、裸足で散歩するなど2人で過ごしながら「ヒロミがなぜ大沼ユミを産みだしてしまったのか」を探っていく。
次のことに気が付く。
- 事の発端は「おばあちゃまのせっかん(体罰)」であること
- ユミに変貌するトリガーは「ぶたれたり、嫌な臭いを嗅いだり、ガラスや陶器が割れる音」であること
そして、ヒロミは父である河本達之に「何故母親(由紀子)を捨てたのか」尋ねる。
真実は次の通り。
- 由紀子との恋愛は真剣で、小沢家にあいさつに行った
- ところが由紀子の母(初江)から「財産目当ての野良犬に由紀子は渡さない」と言われ拒絶される
- 若い達之は、自尊心が許さなかったため由紀子と別れてしまった
- そしたら、由紀子は自殺してしまった、申し訳ない
ユミのコスプレ⇒看護師
第18話「輝ける合体」
ヒロミの祖母(小沢初江)が倒れ救急搬送された。
病院へナース姿で忍び込んだユミは祖母に対し「ヒロミの母(由紀子)を殺したのはお前だろ」とナイフをかざして詰め寄る。
祖母はもう今にも死に行く状態であった。
堤先生から初江に「あなたにしかできない最後の教育(自らの死をヒロミに見せること)をヒロミに示してほしい」と言い、初江はその依頼を飲むことにした…
哲也⇒受験勉強については学んできて東大に合格したけど、大切なことを学べなかった、ユミに油絵を全て燃やされた・・・僕は失恋したんだ…
ようやく失恋を飲み込むことができた哲也…
クラブの杏子ママは哲也に「失恋したと認めるならぶっ倒れるまで飲みなさい」とお酒をすすめる。
クラブのママ、未成年の哲也にお酒をついでるぅ…
今は考えられないけど…
祖母(初江)は病院から自宅に帰り、堤先生、小沢家家族と河本家族の前でヒロミと話をすることになった。
ヒロミは祖母に「おばあちゃまのせっかんが辛かった。もっと辛かったのは母をののしられたこと。」と告白。
そして、祖母は過去のことを話しはじめる。
由紀子(裕美の母)は実は素晴らしい女性だった。
幼いころから学問教養を身につけ、大切に育てた。
それなのに悪い男に捕まってしまった。
私(祖母初江)は、子ども(ヒロミ)を産まないようにしてほしかった。
産んでしまった由紀子に「子どもと一緒に死んでしまえ」と伝えてしまう。
河本達之は、実は由紀子と付き合いながら宝石店の娘である美穂子とも付き合っていた。
由紀子を捨てて宝石店の娘と結婚することにした。
この詳細を話した祖母(初江)は話しながら血を吐いて死んでしまう…
最後は、堤先生の手紙で締めくくる。
かいつまむと以下の内容。
「僕ははヒロミと別れることに決めた・・・17歳には17歳の出会いがあるはず云々・・・」
1986年4月16日、小沢裕美(ヒロミ)17才、君の人生はまだ始まったばかりだ
未成年との恋愛は封印することにしたらしい…そりゃそうだ
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