韓国ドラマ【車輪】は、ネットフリックスで配信中のサスペンスミステリーです。
国会議員の妻を演じる演技派女優キム・ヒョンジュと、議員役の夫は「マイネーム」など迫力ある演技で有名な目力俳優のパク・ヒスンで、あっという間に引き込まれる作品です。
第1話から息子が亡くなるというショッキングな出来事に見舞われますが、性的被害や不倫などその後も衝撃的な展開に息つく暇もない内容です。
また、被害者から見た真実と加害者から見た真実が違ったり、私たち視聴者が当初安心して見ていたドラマ内の人間関係がバッサリ崩れたりします。
そのためこのドラマをみている方、途中から“真実が何なのか”“誰が正しいのか”わからなくなってしまいませんか？
そんな方のためにこの記事では、謎解き前の整理に韓国ドラマ【車輪】のキャスト相関図を作りましたので紹介します。
※この記事は2023年11月8日に更新しました。
韓国ドラマ【車輪】の基本情報
Netflix
【車輪】はNetflixで配信されています！
サスペンス好き主婦にはたまらない面白い作品！
| タイトル | 車輪 |
| 原題 | 트롤리（トロリー）Trolley |
| 作品公開年 | 2022年12月〜2023年2月 |
| 全話数 | 全16話 |
| 製作国 | 韓国 |
| 放送 | SBS |
| 企画・制作 | スタジオS |
| 脚本 | リュボリ |
| 監督・演出 | キム・ムンギョ |
| キャスト | キム・ヘンジュ （演：キム・ヒョンジュ） ナム・ジュンド （演：パク・ヒスン） チャン・ウジェ （演：キム・ムヨル） キム・スビン （演：チョン・スビン） ヒョン・ヨジン （演：ソ・ジョンヨン） ナム・ジフン （演：チョン・テヒョン） ナム・ユンソ （演：チェ・ミョンビン） チン・スンヒ （演：リュ・ヒョンギョン） チェ・ギヨン （演：キ・テヨン） イ・ユジン （演：キル・ヘヨン） チョ・クィスン （演：ウォン・ミウォン） |
韓国ドラマ【車輪】キャスト相関図
韓国ドラマ【車輪】の相関図を作ってみました。
本の修繕師「キム・へジュ」（演：キム・ヒョンジュ）
本の修繕師キム・ヘジュを演じるのはキム・ヒョンジュです。
客の思い出がある経年劣化してしまった本を丁寧に手作業で本を綺麗にしていくという「本の修繕師」の仕事をしています。
物語は重い内容が多いのですが、この本の修繕を行うためのお店が彼女の落ち着く場所になっていて、見ている視聴者もほっと一息つける場所です。
ヘジュは、政治家ナム・ジュンドの妻です。
ジュンドとは奉仕（ボランティア）活動中に出会い、平凡な生活を希望していたもののジュンドの政治家への夢を支えることにします。
ヘジュにとってジュンドは愛する家族であり、彼の政治活動を尊重していますが、ヘジュ自らは決して公の場には出ないということが政治活動を応援する条件でした。
しかし、予期せぬ事件が彼女の秘密を揺さぶり、今までの生活が変わり始めます。
ヘジュは、母性があって落ち着いた芯の強い女性だよ！
| 名前 | キム・ヒョンジュ 김현주 / Kim Hyonju |
| 性別 | 女性 |
| 生年月日 | 1977年4月24日 |
| 年齢 | 46歳 |
| 身長 | 168cm |
| 血液型 | B型 |
| 所属事務所 | YNKエンターテインメント/2023現在 |
| インスタグラム | @khj_dang/ |
| 出演作品 | 「恋人がいます」 「商道」 「花たちの戦い～宮廷残酷史～」 「アンダーカバー」 「ガラスの靴」 「ウォッチャー」 「アンダーカバー」 「名家の娘ソヒ」 「花より男子〜Boys Over Flowers」 「地獄がよんでいる」 |
弱者を助ける国会議員ナム・ジュンド（演：パク・ヒスン）
キム・ヘジュの夫であり国会議員のナム・ジュンドを演じるのは、オーラが圧倒的な演技派俳優パク・ヒスンです。
ナム・ジュンド議員は、市民の声に耳を傾け、弱者のために戦う再選を目指す国会議員です。
前妻との間に息子ジフンがおり、家族を思う心は人々の支持を集めています。
性被害にあった女性を救う「ナムグンソル法」を通すため、秘書のウジェとともに必死に活動しています。
ソウル新陽区を代表し、司法研修院を卒業後、地元に弁護士事務所を開設しました。
静かな生活を望む妻ヘジュとの間に約束を守り、政治活動に巻き込むことなく支えることを誓いました。
ヘジュの性被害の過去が明るみに出た難局にも、愛と尊重を持って対応します。
彼の政治への情熱と個人の約束を守る姿勢は、3選を控えた今も変わらず、多くの挑戦に立ち向かっています。
そんなジュンドは、後半視聴者の心を悪い意味でわしづかみにします…（泣）
パク・ヒスンはNetflix「マイネーム：偽りと復讐」では犯罪組織のボスであるムジンとしてミステリアスな悪役を演じていたよね
今回は政治家なんだけど、パク・ヒスンはやっぱり今回もミステリアスで怖い人…
| 名前 | パク・ヒスン 박희순（Park Hee Soon） |
| 性別 | 男性 |
| 生年月日 | 1970年2月13日 |
| 年齢 | 52歳 |
| 身長 | 180cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属事務所 | Saltエンターテインメント/2023現在 |
| 学歴 | ソウル芸術大学（演劇科／専門学士） |
| 家族 | 妻：パクイェジン |
| インスタグラム | @park_hee_soon |
| 出演作品 | 「マイネーム：偽りと復讐」2021年 「私の恋愛のすべて」2013年 「凍てついた愛（美しい世界）」2019年 「容疑者S」2012年 「サスペクト 哀しき容疑者」2014年 「セブンデイズ」2007年 「V.I.P. 修羅の獣たち」2018年 「模範家族」2022年 「警官の血」2022年 映画「The Witch/魔女」2018年 |
ジュンドの主席補佐官チャン・ウジェ（演：キム・ムヨル）
ナム・ジュンドの秘書を演じるのは、キム・ムヨルです。
ウジェは国会議員ナム・ジュンド氏の首席補佐官で、ジュンド氏を深く信頼し、その政治キャリアを全力でサポートしています。
新聞記者としてのキャリアを捨て、ジュンド氏の理想とビジョンに共感し、ジュンドの側へ飛び込みました。
ウジェは有能で冷静、状況判断が早く、仕事をこなす能力に長けていますが、本心が見えないタイプです。
ただ、ジュンド氏の妻ヘジュには批判的で、ヘジュがジュンドの政治活動に消極的な姿勢を取ることに不満を抱いています。
ウジェが、ジュンドと理想の世界を追求する中で、トロッコ問題（トロリー問題：車輪）に直面し一つ一つ確実に問題をつぶしていくのですが…
| 名前 | キム・ムヨル 김무열（Kim Moo Yul） |
| 性別 | 男性 |
| 生年月日 | 1982年5月22日 |
| 年齢 | 41歳 |
| 身長 | 183cm |
| 血液型 | B型 |
| 所属事務所 | プレーンTPC/2023現在 |
| 学歴 | 成均館大学校演技美術科 |
| 家族 | 妻：ユン・スンア（女優） |
| インスタグラム | 無し |
| 出演作品 | 「イルジメ」2008年 「美しい私の新婦」2015年 「悪いやつら：悪の都市」2017年 「未成年裁判」2022年 「グリッド」2022年 「ミッシング：彼らがいた2」2022年 「正直な候補」2020年 「侵入者」2020年 「ボイス」2021年 「対外秘」2023年 |
切ないガンミン…
だけど見てる私は嬉しい…なぜ…(笑)
夫婦の前に現れた謎の女性キム・スビン（演：チョン・スビン）
キム・スビンを演じるのはチョン・スビンです。
飲酒運転で降板したキム・セロンの代役として抜擢されました。
キム・スビンは、謎に満ちた存在で、ジフンの死後、彼の子を妊娠していると主張してヘジュとジュンド夫妻の前に突然現れました。
スビンは両親の離婚後、グループホームで成長し、高校中退後は様々な友人との共同生活を送ってきました。
家庭環境に恵まれず、交友関係も不安定なスビンは、ジフンとの関わりを通じて、自分とは違う世界に生きるジュンドとヘジュ夫妻との関係を深めていきます。
ヘジュの優しさに徐々に心を開く一方で、ジュンドには強い敵意を抱いており、彼の過去について何かを知っている様子を見せています。
個人的に、チョン・スビンちゃんは、梨泰院クラスのキム・ダミちゃんと似てる気がする‥‥
| 名前 | チョン・スビン 정수빈（Chung SuBin） |
| 性別 | 女性 |
| 生年月日 | 1998年8月17日 |
| 年齢 | 25歳 |
| 身長 | 164cm |
| 血液型 | A型 |
| 所属事務所 | J,WIDE-COMPANY/2023現在 |
| 学歴 | 韓国芸術総合学校演劇院演技科 |
| インスタグラム | @chung.su.bin |
| 出演作品 | 「ダークホール」2021年 「キミと僕の警察学校」2022年 「未成年裁判」2022年 「そばかす」2019年 |
韓国ドラマ【車輪】の作品情報・見どころ・あらすじ
韓国ドラマ【車輪】の作品情報・見どころ・あらすじについてご紹介します。
【車輪】の見どころ
【車輪】家族の秘密と自分の過去もですが、登場する人物みんな謎があってミステリアスです。
後半にミステリー解明に向かうんですが、これが驚くような内容で目が離せなくなります。
サスペンスが好きなタイプの主婦にははずせない作品ですね…
重いテーマも見どころのひとつ
【車輪】は英題がTrolleyで、Trolley problem（トロッコ問題）をテーマにしています。
法案を通すため、小さな犠牲は仕方がないとするナム・ジュンド（演：パク・ヒスン）議員。
多くの性被害者を救うための一人の犠牲を見殺しにするのか
一人の犠牲を見殺しにしないと多くの性被害者は救われない
でも一人の犠牲を見殺しにするなど倫理的に許されることではない…
じゃあ、あなたならどうする？
私は【車輪】という題材を勘違いしてたよ！
性加害者と被害者側で立場が違う状況が、車輪のように巡ってくる
それで【車輪】ってタイトルなのかと思ってた！
では、【車輪】のテーマとなったトロッコ問題（トロリー問題）を図を使って解説するね！
トロッコ問題とは？
【車輪（Trolley）】はトロッコ問題（Trolley Problem）を題材にしています。
トロッコ問題（トロリー問題）とは、哲学者のフィリッパ・フットが唱えた「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか？」という倫理学上の問題提起です。
簡単な例として上図を作ってみました。
- 電車が暴走して制御不能になった
- 電車がそのまま進行すれば、5人が犠牲になる
- 電車の進行方向を変えることができても、1人が犠牲になる
- あなたは暴走した電車の進行方向を変えるレバーの操作が可能
5人を助けるためなら1人を犠牲にすることできる？
私なら…自分がレバーをひくことすらできないかも…
正解のないテーマと言えます。
韓国ドラマ【車輪】では、レバーを引いて電車の進行方向を変えた向こうにいるのは自分の愛する人だったとして、それでも良いのか？と問うています。
【車輪】のあらすじ
国会議員ナム・ジュンドの妻で本の修繕師キム・ヘジュは、静かな生活を送っていた。
ジュンドとヘジュの間には子どもが2人いました。
ジュンドの連れ子である兄ジフンと、ジュンドとヘジュの実子である妹ユンソです。
ヘジュは継子ジフンとギクシャクしていました。
ある日母親のヘジュは中学2年になる娘ユンソと口喧嘩になり、ユンソはそのまま家でし、行方不明になります。
警察に相談し、捜査を行っていたところ、なんと翌日息子の漢江で息子ジフンの遺体が発見されます。
彼の突然の死はヘジュを自責の念に駆り立てます。
そんなある日、キム・スビンという若い女の子が「ジフンの子どもを妊娠している」と自宅を訪ねてきます。
ヘジュは身寄りのないスビンを昔の自分に重ね、放っておけず、夫ジュンドを説得しスビンを自宅に招き入れます。
ここから物語は展開していきます。
- 本の修繕師「ヘジュ」→過去の性被害が暴かれ、加害者家族から誹謗中傷を受ける
- 政治家夫「ジュンド」→多少の犠牲はあってもなんとしても性被害にあった女性を救う「ナム・ジュンド法」を通したい
- ジフンの子を妊娠したと言う「スビン」→ヘジュとジュンドを監視するような言動、恵まれない親子関係や過去の交友関係がわかってくる
- ジュンドの主席補佐官「ウジェ」→常にジュンドの側にいるため、何か秘密を知っていそう…
- ヘジュが信頼している「ヨジン」→様子がおかしい…たまにウジェとコソコソ会って話している何故…
最後は驚きの事実が判明し、トロッコ問題「多くを救うために一人の犠牲を見殺しにできるか」の判断がヘジュにゆだねられる。
果たしてヘジュはどういう決断をするのか！
さいごに
車輪は、第１話目に母親のヘジュと娘のユンソが口論し、家出をしたユンソが行方不明になるところからはじまります。
その時から娘に何かあるのでは…とザワザワする作品なのですが、その翌日発見された遺体は息子のジフンの方でした。
ジフン殺人の犯人を捜すサスペンスドラマかと思えば、そういう単純なドラマではないんですよね・・・
主人公のヘジュの性被害の過去や信頼していた人の裏切り…
被害者から見た真実と加害者から見た真実が違ったり、ドラマ内の人間関係でさえも信用できなくなってきます。
そのためこのドラマをみている視聴者さん、途中から“真実が何なのか”“誰が正しいのか”わからなくなってしまいませんか？
そんな方のために謎解き前の整理に韓国ドラマ【車輪】のキャスト相関図を作りました。
相関図をみて、後半クライマックスに向かう視聴を楽しんでいただけるのではないかと思います。
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